その人とバイク

　　　　　　　　　　　　　　　　　

失敗は許されない

失敗することはあるのだけれど

失敗は許されない

難しいお人のマシンお色直し完成

いったい　どのような納車になるのだろう

多くを語らない人だから

いくつの言葉を飲み込んだのだろう

感動がそこにあったとしても

それも胸に秘めてしまうのか

それとも怒りや足らない悲しみも飲み込むのだろうか

良い仕上がりだと思うけど

ドキドキする

もう十年を超える　お付き合いのバイク

こちらも納車

当時と変わらないヘルメット

革ジャンにパーカー

やっぱり当時と変わらない関係

変わったのは乗っているマシンだけ

バイクそのものに人生をかけている友人達を尊敬してるし尊重する

でも　バイクと人

その両方の経年変化を眺められるのは

本当に幸せ

だから

乗り続けてもらえることが嬉しいのだ